信長戦記(5)
信長は第十五代将軍足利義昭より副将軍の要請を断り、結局、足利将軍家執事、つまり“執権”を引き受けることとなる。
信長戦記(6)
元亀元年(1570)5月9日、織田信長は岐阜に戻るべく、京都から出陣した。はたして、無事に岐阜にもどることが出来るのだろうか?
次郎長放浪記(1)
清水港美野輪の米問屋・甲田屋の小倅が、フトしたことから博奕の味を覚えた・・通称・次郎長、後に東海道一の大親分と呼ばれる男である――!
次郎長放浪記(2)
明かされる石松の過去。自分の持つ運との差を感じた次郎長は自ら手首の脈を噛みちぎり・・!?
次郎長放浪記(3)
実の妹と再会した政は、家老の成腰に嵌められ一家が離散していたことを知る。弟の政繁が悪名高い獄衍島に島流しされたことを知り…
陶魂~土と火の芸術~
急速に発展する有田焼に対し、盛衰の一途を辿る瀬戸焼。有田焼の秘伝を探るため、獄門を覚悟で佐賀藩に潜入した瀬戸の陶工・民吉だったが…
幕末列伝~志士たちの群像~
長州・野山獄に投獄された長州藩士・吉田寅次郎。そこでの暮らしに荒みきった囚人たちに対し、吉田が提案した考えとは…
山本勘助(1)
武田晴信のクーデターにより追放された信虎を見舞った武田家重臣の板垣はその帰り道、襲撃に遭う。そこへ現れたのは…
山本勘助(2)
軍師として武田軍で欠かせぬ存在となった山本勘助は、近づく世紀の大決戦に思いもよらぬ謀略を用意していた・・
幕末狂想曲RYOMA(1)
嘉永六年(1853)、ペリー率いる黒船艦隊が浦賀沖に出現!ペリーは幕府へ強引に開国を迫り、江戸の町は上を下への大騒ぎ!がむしゃらに走り始めた坂本龍馬の明日はどっちだ!?
幕末狂想曲RYOMA(2)
土佐勤王党の消滅にショックを受ける龍馬。神戸海軍操練所も閉鎖されることとなり…
幕末狂想曲RYOMA(3)
遂に対面を果たした薩摩の西郷と長州の桂。しかしその後十日間、双方一歩も譲らず全く話が進まず…そこで龍馬がとった策とは!?
剣客情話
太物問屋の妾・お梅は売掛金をもらうため芹沢鴨を訪ねる。しかしその美貌から無理やり手篭めにされ…
月夜のお曜
長屋の隣部屋に住んでいた熊吉という口うるさい爺さん。熊吉が亡くなってすぐ、ある月夜の晩、隣にお曜という女が越してきた。少しだけ気になる…
柳生無頼剣 鬼神の太刀(1)
江戸の町で続発する残虐な辻斬り。その凶行の首魁が将軍・家光であるという噂を耳にした将軍家剣術指南役・柳生十兵衛は、遭遇した押し込みの現場で異能の武芸者達を従えた首魁の姿を目撃する・・その顔は・・
ちるちるさくら(1)
幸せを夢見るくの一のさくら。おなじ「草」であるくノ一のお玉が大店の若旦那と祝言を挙げたことを知り、その方法を聞くと・・・
艶捕物囃(1)
南町奉行所与力の星川主馬の耳に入った事件は「なぜか」早々に解決する・・・主馬は連続して若い娘が殺される事件の相談を受け、双子の兄弟で花形役者の鶴助の元を訪ね…
拝札人
拝札人、それは人斬り許可証を持った男のこと。斬り捨て御免の秘剣が唸る、痛快時代劇傑作!
まげもん。
長屋に暮らす左内は、同じく長屋で暮らすおみちの笑顔に何かを取り戻そうとしていた。「正義」の為人殺しを請け負うことになり…
織田信長物語~桶狭間合戦の真実~
桶狭間合戦を数カ月後に控えた尾張。六人衆の一人・太田又助牛一と家臣の犬千代(後の前田利家)は、主君。織田信長の魅力について語り合う・・
風雲児たち 幕末編(1)
シーボルトの娘・イネはかつてシーボルトに学び現在は産婦人科医として大成した石井宗謙の元へ弟子入りする。そして六年の歳月が過ぎ…
風雲児たち 幕末編(2)
脱藩した吉田寅次郎は見聞を広める旅をしていた。熊本の地で宮部鼎蔵という男と運命的な出会いを果たし、互いに尊敬と信頼の絆を深めていったのだった。
風雲児たち 幕末編(3)
リンデンベルグ船長率いるロシア船・メンチコフ号を追い返したことですっかり楽天家になってしまった幕府首脳。しかしロシアのプチャーチン・アメリカのペリーが日本へ向けて出発を…
風雲児たち 幕末編(4)
アメリカ大統領からの親書が日本語訳されるが、将軍家慶は亡くなってしまった。将軍の死を利用し、ペリー来日を待ってもらうよう出島の商館長に願い出るが…
風雲児たち 幕末編(5)
アメリカの間者では、という水戸の疑いから登城が許されなかった万次郎は、江川太郎左衛門に引き取られる。万次郎は太郎左衛門から武士としての教養と人格を身につけていった。
風雲児たち 幕末編(6)
アメリカへ渡航しペリーを暗殺する意志を友人らに伝えた寅次郎。黒船に乗り込む方法を模索するが…
風雲児たち 幕末編(7)
琉球にて琉米和親条約を締結したペリーは日本から完全に姿を消した。一方長崎では、クリミア戦争真っ最中のイギリスが軍船四隻で入港してきて…
風雲児たち 幕末編(8)
宇和島に来ている変なサムライ・村田とそこに住み込む金髪青目の美人教師・イネのあやしい関係はあっという間に宇和島城下に広がり…
風雲児たち 幕末編(9)
中津を出て長崎へ渡り、砲術を学んだ諭吉だが、その学力の高さをやっかまれ、再び中津へ帰ることになった。兄に江戸行きを反対され、とりあえず緒方塾にやってきたのだった。
風雲児たち 幕末編(10)
壇ノ浦の荒波を乗り切り、勝麟太郎の乗る船は下関港に入った。しかしそこで一同を待ち受けていたのは、十万人もの死者を出した大地震の報せだった…