雲盗り暫平(42)
盗めぬものは無いと豪語する大泥棒・暫平。火盗改方同心・柳生三郎は、暫平の身代わりで死んだお国の遺体を引き取り・・・
雲盗り暫平(43)
死期が迫った高利貸しの老人からの依頼は腹の底から笑うこと。謝礼は老人の住む大豪邸と二千両の大金なのだが、さて?
雲盗り暫平(44)
冷害により収穫が見込めない村を代表して農民が暫平を尋ねてきた。依頼は寺に寄進するための黄金の仏像を盗むことだが?
雲盗り暫平(45)
盗めぬものは無いと豪語する大泥棒・暫平。腕を折り背骨を痛め廃業した元人気力士からの依頼は、上覧相撲の席で・・・?
雲盗り暫平(46)
将軍の側室・お香の方は大の巨根好き。南町奉行・大岡越前に対して鯨が見たいと依頼する。漁民の迷惑もかえりみずに・・・
雲盗り暫平(47)
地震が起こって暫平と記憶喪失の武士・宝井十兵衛が壊れた屋敷に閉じ込められた。暫平への盗みの依頼は一体なに?
雲盗り暫平(48)
盗めぬものは無いと豪語する大泥棒・暫平。続発する局地地震で江戸は大騒ぎだが、札差五人衆の依頼はその地震を盗る事。
雲盗り暫平(49)
大岡越前の名裁き〈しばられ地蔵〉の評判に湧く江戸の町。だが、それで犯人とされた魚屋の八吉のために暫平は?
雲盗り暫平(50)
亀屋の伊佐衛門と鶴山の九兵衛はお大尽ぶりを競い合うライバル同士。ところが二人の娘と息子が恋仲で・・・
雲盗り暫平(51)
豪商を強請り、従わない店に火をつけて回る強盗・赤駒党。ケチで有名な赤城屋は盗めぬものはないと豪語する暫平に?
雲盗り暫平(52)
心中で生き残った吉原の花魁・高尾太夫。打ち首の前の晩に大岡越前から辱めを受けた。女郎衆は暫平に依頼を。
雲盗り暫平(53)
盗めぬものはないと豪語する大泥棒・暫平。絵師・大観から依頼されたのは、酒に溺れる弟弟子に屏風絵を描かせ?
雲盗り暫平(54)
江戸中の盗品が集まる市〈泥棒市〉に出かけた暫平は、眉唾物ばかりを集めるお集め大名に会う。その大名が・・・
雲盗り暫平(55)
幼き日の平賀源内から雷を盗る依頼を受けた雲盗り暫平。その帰り道で暴漢に襲われる若い武士を助けたが・・・
雲盗り暫平(56)
半年前にやって来た浪人者の兄弟に支配された村。次々と凶状もちや浪人が集まり、村は悪人の巣になっていた。
雲盗り暫平(57)
わがまま三昧に育てられた庄屋の娘に縁談が来た。だが、この娘は贅沢に慣れ甘い物も大好きで体はかなり太目で・・・
雲盗り暫平(58)
江戸川に棲む大きな鯉と仲良く泳ぐ少年に出会った暫平。しかし、その鯉が金目当ての鯉屋に捕まえられてしまった。そこで暫平は・・・?
雲盗り暫平(59)
深川の芸者・菊奴はその美しさで評判だが、寝た男に災厄がかかるという悪い噂があった。その菊奴との結婚を反対された男が暫平に依頼を・・・。
雲盗り暫平(60)
富くじ興行で盛況している神社があった。暫平のもとに、その神社の富くじがイカサマであるという証拠を盗って欲しいという依頼がくる。
雲盗り暫平(61)
角屋九平衛の屋敷に呼び出された暫平。収集した宝の山の中から、これぞという一品を盗んで欲しいと九平衛本人に頼まれ・・・。
雲盗り暫平(62)
ある夜、暫平は夜鷹の女たちに因縁を付けられていたおゆうという女を助け出す。おゆうは自ら「千人の男と寝る」と豪語していて・・・。
雲盗り暫平(63)
大規模な工事のために、近隣住民を強引に招集していた天竜城。関わった者は二度と出られないという、その工事の恐るべき実態は・・・。
雲盗り暫平(64)
暫平の命を狙う“屍鬼”という奇妙な男が現れた。男は腕の立つ侍を一夜で五人斬りし、その現場に暫平を挑発する置き文を残していた。
雲盗り暫平(65)
家禄九千九百九十石の旗本・戸崎又衛門は、大名を相手にホラを吹いてしまった。そこで又衛門は暫平に相談を・・・。
雲盗り暫平(66)
三年前に秩父へ出かけたまま行方知れずだった男が、町へ戻るなり変死してしまった。男が言い残した「女人国」とは一体・・・!?
雲盗り暫平(67)
評判のおしどり夫婦だった妻を亡くした宗悦。その妻の亡骸を墓から盗み出して欲しいと暫平に依頼する。戸惑った暫平だったが・・・。
雲盗り暫平(68)
薩摩藩の御用商人・南国屋喜左衛門が、暫平に依頼をするため南蛮船で江戸までやって来た。船上で語り始めたその依頼の内容は・・・?
雲盗り暫平(69)
一二三山は相撲は弱いが心の優しい相撲取り。何者かにさらわれた知り合いの子供が、相撲好きの大名・別木の屋敷にいることを知り・・・。
雲盗り暫平(70)
一大歓楽街を作ろうと企んでいる旅籠・大島屋の旦那は、悪質な地上げで街道筋を独占しようとしていた。大島屋に泊まりに来た暫平は・・・。
雲盗り暫平(71)
村人の心の支えであり、三年前に殺された虚空上人。その遺言を盗ってほしいと依頼された暫平だが・・その内容とは?